生まれる場所も時代も選べない

8月に祖父を亡くしたばかりだから、デパートでおじいちゃんおばあちゃんと手を繋いだ子供の姿なんかを見ると反射的に涙がこぼれそうになる。でもよく考えたら、私だってその子と同じように幸せな時間を過ごしたはずなんだ。その子は現在進行形で私は過去形なだけ。


平日の昼下がり、騒々しいカフェでコーヒーを啜りながら考えることは、周りにいる看護学生とは違ってしまう自分の将来、満たされた家庭で生まれ育ったことがいかに幸せであるか、毎日のように両親に怒鳴られながら泣き続ける子供はもしかしたら私だったかもしれないという可能性。


勉強は嫌いじゃないし、苦手な物理や数学の問題を解くわけでもないから、過度に心配せずにそこそこやっている。このままのペースで続けていければいいんじゃないかな、なんて思ってる。


明日は台風が来る、日本中の学校が休みになっちゃえばいいね。