寒桜
今年は大好きな妹が一人暮らしを始めた年。祖父が亡くなった年。今まで当たり前にそこにいた人がいなくなるのって、不思議で、言葉にできないくらい寂しいね。(妹は離れた土地で元気にしているけど)
共働きの両親のもとに生まれた私たち姉妹が寂しい思いをせずに、いつも満ち足りていたのは、おじいちゃんおばあちゃんにたくさん愛されていたから。人が本当に死ぬのは、誰かに忘れられたときだとよく言うよね。じゃあ私は、あなたのことをずっとずっと覚えているよ、忘れないよ、
自宅からしばらく車を走らせると、冬に咲く桜のある山がある。物心がつく前、祖父母によく連れていってもらった場所らしい。そこには本当に桜が咲いていて、思わず下の方の蕾がたくさんついた枝を折って持ち帰ってしまったのが先週の土曜日。今週、祖父の仏壇に飾っておいた蕾だらけの枝にはいつの間にか桜の花が咲いていて、おじいちゃん、桜が見られてよかったね、って。
ベイビーアイミスユー
愛煙家ではないけれど、たまにコーヒーを飲むと煙草を吸いたい衝動に駆られるときがある。
今日はちょうどそんな日で、100円でおかわりしたスタバのホリデーブレンドがどうしようもなくそんな気持ちにさせたので、昔の恋人が残していったブラストのチェリーに火をつけて吸い込んだ。やっぱり美味しさは分からなかったし、2、3口でやめてしまったけど、それで満足した。
甘くて苦い香りを纏ったいつかの彼が恋しいんじゃなくて、彼に焦がれていたあの頃の私が恋しいだけだよ
lady sings love,
コンタクトを外して見渡す世界はすべての輪郭が曖昧で、はっきりと存在を感じられるのは自分一人だけ。でも、たまにはそれもいいかもね。
恋人と遠出をしたけれど、些細なことで私の機嫌が悪くなってしまって、なんだか申し訳なかった。でも、帰ってからベッドで一緒に眠る時間はやっぱりあたたかくて愛おしかったし、目覚めたらとても幸せだったから、つまりはそういうことなんでしょう。
昨日Diorで大人っぽい色をみつけた。これからは真っ赤なルージュじゃなくても、特別な自分になれるかもしれない。
魔法はまだ解けない
こんなブログを見ているひとがいるか分からないけど書きます。
我が県では今日初霜・初氷を観測した模様。一日中ベッドから出なくていいなら冬は完璧なのになぁ。ココアもコーヒーも美味しいし服もかわいいし空もきれいだし最高。
クリスマスプレゼントはもう決めた?私はやっぱり小さめのバッグか、ヴィヴィアンの腕時計が欲しいな。腕時計は華奢なものよりも重くて存在感のあるものが好き。覚えといて。
好きなもの、綺麗なもの、かわいいものを身につけているだけで世界はちょっとだけ私のものになるよ。おばあさんになっても、この気持ちは忘れずにいたいものです。
アイドルが歌って踊るステージ、街角にイルミネーションがきらめく季節、私が幸せだと感じる一瞬。きっと過ぎてしまえばそれまでだけど、解けない魔法ってあると思う?
バタフライエフェクト
タイムリープや、別の世界線のことを考えるのが好き。今の私が望むこと(例えば、ルブタンの靴を履いて歩く)が別の世界線では既に叶っている。かわりにその世界線では今の私が大切にしているもの(例えば妹)が存在しない。お城みたいに豪華な家に住んで好き放題にお金を使っているけれど、両親に愛されない。そんなもう一つの世界があるかもしれないね。SFは割と好きです。
バニラ、キャンディ、チョコレート
そんな香りが恋しい季節になったね。近頃の私はいつもこのうちのどれかを纏っている。(メルトチョコレート→ジャスミン→バニラなんていう好みの香水も使ってる)
クリスマスはあまり好きじゃないけれど、ホリデーという言葉が好き。メリークリスマスよりもハッピーホリデーの方がわくわくする。だってホリデーって、とっても幸せそうじゃない?バニラやキャンディみたいな美味しそうな甘い香りはなぜかホリデーを想起させる、それもあるから大好きです。
あったかいココアやコーヒーがあれば、いつまでも勉強を続けていられそう。布団が自分の体温でだんだんとあたためられていくのが幸せだから、いつまでも出たくない。夏の間渋々しまっておいたブーツと厚手のカーディガンとニットのワンピース、それにショールやマフラーも出して、そろそろ私の季節だね。
クリスマスには3DSと新しいポケモンのソフトが欲しいですって小学生男子みたいなことを言ったら、「それでいいの?」って笑われた。他にも買ってくれるの?それならヴィヴィアンのバッグとディオールの口紅もお願いしようかな。
もし一年中冬の国に生まれていても、私はこんなに冬が好きだったかなって考えながらココアを飲んでる。おやすみ世界。